愛猫が治療法の無い難病「多発性嚢胞腎」と告げられた時の話

このエントリーをはてなブックマークに追加   

来週で満8歳になるアメリカンショートヘアの女の子がいます。

 

私が彼女の病気に初めて気づかされたのは、1歳になったときになにげなく受けた「キャットドック」でした。
参考:キャットドッグ - Wikipeda

 

特に気になる点があったわけではないのですが、人間も年1回健康診断をするのだからと思い受診しました。

 

その時に、遺伝性の「多発性嚢胞腎」と告げられました。

 

この病気は人間にも存在するのですが、国の難病指定されている疾患です。

 

人間でさえ完治しない難病なのですから、当然ではありますが、現在の獣医学では治療法はないと言われました。

 

腎臓の中に嚢胞といわれる液体の入った袋状のものが存在し、この嚢胞が数を増やしながら大きくなっていきます。

 

それによって、本来の徐々に腎臓の機能が働かなくなり、最後は腎不全で死亡してしまうのです。

 

また、この嚢胞は腎臓のみならず、肝臓や子宮などの臓器にも出来てしまうそうです。

 

平均的な寿命は7歳といわれており、万が一の可能性といえば、「腎臓移植」しかありません。

病気発覚後に行った対処法

治療法がないからといって、何もしないわけにはいきません。

 

少しでも腎臓が頑張れるように、腎臓に負担をかけないようにしていく事を獣医師よりすすめられました。

 

まずは食餌です。

 

腎臓をケアするための療法食を食べさせてあげました。

 

しかし、食べさせて1週間後に尿検査をすると、「シュウ酸カルシウムの結晶」が出来てしまいました。

 

シュウ酸カルシウム尿石は、食餌などでは溶解する事の出来ない結石で、大きくなると開腹手術で取り出すしかありません。

 

しかし、獣医師がいうには、彼女は全身麻酔に耐えられる体ではないようでした。

 

その為、食事を結石ケアのものに変更し、しばらくして結晶はなくなりました。

 

そして、次のメーカーの腎臓の療法食を食べさせました。

 

しかし、1週間後の尿検査で、またシュウ酸カルシウム結晶ができてしまいました。

 

その後は同じことを繰り返しながら、腎臓食を4、5種類試しました。

 

結局、結晶が出来るのはどのメーカーの物を与えても変わらず、今度結晶ができないようにするために、結石ケアの食餌をあげるしかありませんでした。

 

食餌での対処は出来ない事が分かったので、今度はサプリメントをあげることにしました。

 

腎臓の老廃物を吸着して便と一緒に排出するので、毒素が体に溜まっていくのを抑える働きがあります。

 

こちらは水に溶かして飲ませましたが、特に体調の変化もなく飲み続けてくれています。

科学的根拠はないようだが水素水を与えた

飲料水ですが、腎臓には水素水が良いということを耳にし、科学的根拠はないようですが飲ませることにしました。

 

ただ、水素は空気に触れると抜けてしまうので、まめに交換しなければなりません。

病院ではどんなケアをしたのか

病院でのケアは、皮下点滴が主な治療となります。

 

最初は10日に1回だったのですが、2年ほど前から1週間に1回となりました。

 

また、月に1回の血液検査と尿検査、半年ごとのエコー検査と血圧測定を定期的に行っています。

 

彼女は便の出口近くの骨の幅が狭く、便秘になりがちでしたので、その為の薬を毎日服薬しています。

 

また、尿に潜血があるため、通常は1種類、目に見える血尿の時は追加でもう1種類の止血剤を服薬しています。

 

この病気との因果関係は不明ですが、頻繁に嘔吐があるため吐き気止めも服薬しています。

 

嘔吐が多いので、1日3回に分けていた食餌も5回にして、少しでも負担のないようにしています。

 

トイレに行く時は基本的についていき、排尿排便時に辛そうな顔をしていないか、排泄物は色や固さや量をすぐにチェックし、時間もメモします。

 

そして、病院に行った際に獣医師に報告しています。

愛猫への想い

この様に、ほぼ付きっきりですので、重要な用事がない限りは私はいつも家にいます。

 

外出時は、ネットワークカメラから常に様子をチェックするようにしています。

 

病院代、食餌代、薬代、サプリメント代、水素水代・・・と、お金はいくらでもかかります。

 

食餌も5回に分けていますし、トイレの度についていくので、家にいたとしてものんびりしている時間があるわけではありません。

 

しかし、彼女が我が家に来たことで得られたものに比べれば、そんな事なんて事ないと思えてきます。

 

半年前のエコ-検査の時から、嚢胞が肝臓にも見られるようになりました。

 

先日のエコー検査では、左の腎臓は腎臓の形すらはっきり見えないくらい構造が崩れてきてしまいました。

 

尿検査では膀胱炎が見つかり、抗生剤を服薬するようになりました。

 

でも、平均寿命7歳と最初に告げられてから、彼女は一生懸命生きてくれています。

 

そして、来週8歳の誕生日を迎える彼女と、これからも寄り添っていきたいと思っています。

〜投稿者からのコメント〜
今は猫ブームといわれており、猫を飼いだした方も多くいらっしゃるでしょう。猫は散歩がいらないから、食餌と水を置いておけば数日旅行に行っても問題ない、避妊・去勢手術さえしていれば問題ない、などと思っている方がいらっしゃると思います。しかし、安易な気持ちで飼わないでいただきたい。猫も1つの命です。

↓↓↓↓↓↓↓

関連ページ

愛猫の糖尿病が発覚してしまった!治療とその後の体験談
愛猫の可愛さのあまり食べさせ過ぎてしまい、肥満が糖尿病を引き起こしてしまいました。
猫が普段と違う行動をし始めたら注意が必要
猫が普段とちょっと違う行動をし始めたら、病気の初期症状かもしれません。
猫の食欲がない、吐き気が止まらない!そんな時はすぐ動物病院へ!
猫の「食欲がなく吐き気が止まらない時は、すぐに動物病院へ連れて行ってあげてください。
愛猫が膵炎になってしまった!治療から回復までの体験談
愛猫が膵炎になってしまいました。膵炎の治療から回復までの経過について体験談を書かせて頂きます。
猫が歩く時によろけたり、倒れてしまうのは前庭疾患かも?
我が家の猫が歩く時によろけたり、突然倒れて手足をバタバタさせた事があり、心配で動物病院に連れて行くと、前庭に異常が見つかりました。
猫が吐くのを甘く見てはいけない!重篤な病気の原因となる事も
猫は良く吐くと言われていますが、吐く事を甘く見てはいけません。今回は、実体験を基に、猫が吐く事の怖さを紹介します。